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 前回、般若心経の題名の意味を摩訶般若波羅蜜多心経を5つに分けることで簡単に説明しました。今回は、その1つ1つのキーワードについて解説していきたいと思います。

 今回は、『摩訶』と『般若』と『波羅蜜多』の3つについて話します。

 摩訶とは古代インドの言葉であるサンスクリット語の「マハー」を音訳したものです。摩訶はよく摩訶不思議などと使われます。これには「大いに」とか「大いなる」という意味があります。

 般若とは智慧(ちえ)とも訳されます。この般若は解説を加えるほどに難しくなってしまいますので、極端な受け止め方かもしれませんが、「苦しみのない(=幸せ)」という意味で考えるのが良いと思います。

 波羅蜜多とは「彼岸に到る」ことで「到彼岸」となります。もっと分かりやすく意味をいうと、「彼岸」とは「彼の岸(かのきし)」のことなので、「向こう岸」の意味になります。すると、「到彼岸」は「向こう岸へいく」という意味になります。こうして意味を訳してみても、まだ何を意味しているのか分かりませんよね。実は「到彼岸」はインドの人たちの信仰から生まれた言葉です。

 インドにはガンジス川という大きな川が流れています。ガンジス川は日本の川とは比べものにならないくらい大きな川で、向こう岸が見えないくらいに広いのです。インドの人たちは、遥か遠くにある川の向こう岸に理想の世界があると考えました。その理想の世界のことを「彼岸」、それに対して今住んでいる世界は、川のこちら側という意味で「此方の岸(こちらのきし)」、「此岸(しがん)」と呼びます。
 
 つまり、こちら側の世界にいる私たちが、向こう岸にある理想の国へ行くことを「到彼岸」というのです。

 以上、『摩訶』と『般若』と『波羅蜜多』の3つについて話しました。実は、この3つはすべて音訳になります。そして、残りの『心』『経』は意訳となります。次回、この意訳になっている『心』『経』の意味について話したいと思います。

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